京都駅前つれづれ通信

ウオーキングを中心に、日々気付いたことを紹介します。ご意見をお聞かせください。

第4回伊勢志摩ツーデーウオーク第2日 白浜から市後浜、きらめく海岸の道

2014年5月25日(日)21キロ 晴れ時々曇り
場所 三重県志摩市
コース 志摩マリンランド~阿児の松原・市後浜~長沢交差点~賢島大橋~志摩マリンランド

目出度目出度 三つ重なる早餅つき

 30キロコースなら大王崎など志摩市南部の浜辺を歩き、英虞湾を船で帰ってくる。一番値打ちのあるコースだが前日の疲れもあり、クルーズは次回の楽しみにして21キロにとどめた。

 今大会では珍しいことに京都府ウオーキング協会の仲間にも、大阪の知り合いにもまったく出会わない。同じ日に隣県の和歌山・海南市でもツーデーマーチが開かれている。仲間の多くは近畿マーチングリーグのスタンプを集めているので、海南市のほうを選んだのかもしれない。

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写真①=出発式であいさつする高木美智代・実行委員長
写真②=小さい岬が重なる志摩市の海岸

 30キロコースの出発式では大口秀和市長があいさつしたはずだが、市長は一緒に出発したのだろう。21キロコース担当は、賢島パークホテルを経営する高木美智代・大会実行委員長。「コース途中の浜はサーフィンのメッカです。波の音や潮風を五感で味わってください」とあいさつした。

 海に出るまでの7.7キロは昨日と同じだ。浜辺の3キロ余りがこのコースの中心となる。サーフィンを楽しむ老若男女が車を連ねてやって来ていた。黒いスイムスーツに身を固めているので遠目にはペンギンの群れのように見える。

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写真①=麦を選り分ける志島集落の女性
写真②=焼きあがったヒオウギガイ

 志島集落を通る途中、家の間からいきなり「こんにちわ」と声を掛けられた。女性がむしろに座って収穫した麦の穂先とわらとに分けていた。麦わらはスイカ畑の敷草にする。穂先は製粉して食用にする。集落で麦を作っているのは女性の家一軒だけといい、できた小麦粉は近所の人に食べてもらうという。それゆえ「歩いている人を見るとあいさつします。声のサービスですね」と分かち合いの心を強調した。

 浜辺のチェックポイントを過ぎると間もなく昼食会場。この日はアオサの味噌汁と焼いたヒオウギガイを一度に振る舞ってくれた。距離を短くしたので昼食はゴール後の予定だが、振る舞いの海の幸はおいしくいただいた。

 21キロコースは8の字形だが後半部分は国道沿いをほぼまっすぐ歩く。8の字の交点に当たる長沢交差点では大会スタッフが、道端の東屋風の休憩所を指して「水分補給をしていってください」と声を掛けてくれる。「自動車道ばかりでつまらないですね」と同情してくれた。

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写真①=ゴールで記念撮影をする参加者
写真②=希望者は飛び入り参加。恵利原の早餅つき

 午後1時半に帰着。マリンランドのレストランで祝杯を挙げてから、おもてなしプログラムの「恵利原の早餅つき」を見学する。賢島から北へ約10キロ、志摩市磯部町恵利原に江戸時代後期の天保年間から伝わる餅つき方法で、一つの杵を二人で取り合い地搗き唄を歌いながら、最速で一分間に150回つく。

 保存会長以下約20人がそろいのはっぴに身を包み、地搗き唄を歌った。歌詞は 

   ♪目出度目出度が三つ重なりて 末は鶴亀五葉松
 
   ♪あの娘良い子だぼた餅顔で きな粉つけたらなおよかろ

   ♪磯部よいとこ朝日を浴びて 道の小草に米が成る

 など楽しいものや縁起のいいものが15番まである。世界祝祭博に参加したこともありNHKや名古屋テレビにも登場したという。会場では二回に分けて計20人のつき手が飛び入り参加。三重県鈴鹿市から来た女性は「家でいつもついてます」と言って、あざやかな腕前を披露した。

 つきあがった餅は、きな粉と青海苔をまぶした2個1セットにして100人に振る舞われた。
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  1. 2014/05/25(日) 22:03:42|
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第4回伊勢志摩ツーデーウオーク第1日 安乗崎と的矢の港町、伊雑宮へのみち

2014年5月24日(土)35キロ 快晴
場所 三重県志摩市
コース 志摩マリンランド~阿児の松原・国府白浜~安乗神社~安乗岬園地~三ヶ所~(船)~的矢~伊雑宮~近鉄志摩磯部駅~(電車)~賢島駅~志摩マリンランド

心太、アオサ、檜扇貝…海の幸が競演

 極上の海の幸を皇室や朝廷に献上し続けてきた土地を特に「御食(みけ)つ国」という。その特殊な地位から、わずかな面積や人口しかなくても国の一つとして認められた。若狭(福井県)、淡路(兵庫県)そして志摩(三重県)がそれにあたる。

 志摩国には鳥羽市と志摩市しかない。狭隘さに加え、観光地としては伊勢神宮と一体なので「伊勢志摩」と一括して呼ばれるのが一般的だ。志摩国の南側を占める志摩市は、カツオ・マグロの沿岸漁業、英虞湾の真珠養殖、的矢湾のカキとアオサの養殖などで栄えてきた。一方では合歓の里などマリンスポーツのメッカとするスポーツ観光都市を目指している。

 市は2004年に英虞湾周囲の5町(阿児、磯部、浜島、大王、志摩町)が合併して誕生。湾を里海として一括管理できる態勢が整った。伊勢志摩ツーデーウオークは、風光明媚な湾の景観を楽しんでもらうとともに、スポーツの喜びを知ってもらおうと始まった。4回目の今回は合併10周年記念大会に当たる。

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写真①=「手こねずし」などの名産が並ぶ「しまや」のテント
写真②=出発式であいさつする大口秀和・志摩市長。左は司会の山川真礼さん

 近鉄電車終着駅の賢島駅から5分ほど坂を登った志摩マリンランドがメイン会場。マンボウやペンギンが迎えてくれる水族館がある。その前の広場に大会本部や受付、東海・北陸マーチングリーグのほか、志摩市名産の物産市のテントもあった。名産の一つが「手こねずし」。旧大王町の「しまや」が店を出していた。英虞湾を半周して運んできたと言う。

 出発式では大口秀和・志摩市長が歓迎あいさつに立った。市長は参加者へのお礼と志摩市の紹介を述べた後、「私も体形を整えたいので一緒に歩きます」と宣言。コース途中では市内外の参加者に追いつくたびに言葉を交わしながら、かなりの速度で歩いていた。安乗までは視野に捉えていたが、筆者が道草している間に姿が見えなくなった。

 司会は、三重県内のテレビ番組などでレポーターやパーソナリティーを務める山川真礼(まあや)さんが担当した。三重県ウオーキング協会の川嶋富門会長の檄を合図に出発。旧磯部町で400年の歴史のある磯部太鼓の響きで送り出してくれた。

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写真①=地元の児童による磯部太鼓の響く中を出発
写真②=安乗文楽の人形が飾ってあった

 コースは7キロ余り住宅地を歩いてから浜に出る。道を左にとると安乗の灯台は右前方、遠くに見えた。

 やっとの思いで安乗の集落にたどり着く。「文楽人形を見て、写真に撮っていってください」と地元の女性が呼びかける。安乗文楽は毎年9月、安乗神社境内の舞台で上演されるが、喜怒哀楽の表現が素朴で大胆かつ野趣に富むという特徴があるという。戦国時代の志摩国主・九鬼嘉隆の時に始まり、農漁業の不況や戦争で中断したが戦後によみがえった。

 隣の安乗神社は海の神であり防災を司る神でもある。幕末の嘉永7(1854)年11月4日に起きた安政東海地震の大津波の時、神社の社頭に白衣の御姿が現われ御幣を左右に振ったところ、大津波は二つに割れて怒涛の勢いは減殺され、被害は少なくて済んだという。

 安乗岬灯台前の園地がチェックポイント。ここで地元の人がきな粉をまぶしたところてん(心太)を振る舞ってくれた。春になると安乗の海女は海でテングサを採取する。この日のところてんは専門業者が加工したが、地元ではそれぞれの家で手作りしているという。

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写真①=大津波から集落を守ったという安乗神社
写真②=安乗園地ではところてんの振る舞いがあった
 
 安乗園地でやっと13.6キロ。まだ半分も来ていない。強い日差しに消耗しながらも次のポイントを目指す。ゴルフ場近くの集落を抜けて、入江を巡り、狭隘な小半島の道をたどる。左右には南国風の草が密集し、細かな上り下りが足にこたえる。ようやくの思いで三ヶ所(さんかしょ)の渡船場に到着した。

 三ヶ所は海藻のアオサが名産。地元の人十数人が出てアオサを入れた味噌汁を振る舞ってくれた。海苔のような味わいで疲れた体に塩味が快い。食べているうちに連絡船が出てしまったのでお代わりをお願いした。

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写真①=三ヶ所での振る舞いはアオサの味噌汁
写真②=連絡船で的矢に到着

 対岸の的矢まで500メートルほどしかない。2隻の船で交互に運ぶのでそれほど待たずに次の船が来た。10分も乗らないうちに的矢渡船場に着く。少し歩いて昼食会場の駐車場。午後1時近くなっていた。

 的矢ではヒオウギガイ(檜扇貝)を焼いて振る舞ってくれていた。ホタテと似ているが、より味が濃いといい、的矢など志摩半島各地で養殖されている。地元では「バタバタ貝」「アッパッパ」という呼び名もある。生きている間は結構動きが激しいのでそのような名がついたらしい。

 伊勢志摩ロイヤルホテルの前を通る。高層の建物が結構多い。別荘用のリゾートマンションではないかと見当をつけた。リアス式海岸なので複雑に入り組んでいる。左側に入り江を隔てて志摩スペイン村が見え隠れする。

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写真①=参加者に提供されるヒオウギガイ
写真②=古色蒼然とした伊雑宮の本殿

 実質的なゴール地点といえる近鉄志摩磯部駅の南欧風の駅舎が見えてくるが、35キロコースはもう一カ所、伊雑宮(いざわのみや)へ迂回することになっている。既に体力的に限界近いが沿道の大会スタッフと参加者仲間にエネルギーをもらいながら歩を進める。

 伊雑宮は伊勢神宮内宮の別宮の一つで特別に高い格式をもち、古くから「志摩一の宮」として讃えられたという。幾分小ぶりの本殿は古色蒼然としている。建築は明治か、もしくは江戸時代までさかのぼるかもしれない。この秋には20年に一度の遷宮を迎えるという。遷宮後も同じ木材を使い続けるのかどうか、今のところよく分からない。

 志摩磯部駅に着く。歩行はここまで。近鉄が志摩磯部~賢島間でツーデーウオーク用の貸し切り列車を運行しており、賢島のメイン会場に着いてゴールした。
  1. 2014/05/25(日) 22:03:03|
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第22回びわ湖長浜ツーデーマーチ第1日 中山道宿場めぐり40キロコース

2014年5月10日(土)39.9キロ、快晴
場所 滋賀県長浜市、米原市
コース 豊公園~西黒田公民館~三島池~中山道柏原宿~醒ヶ井宿~近江こけし館~JR坂田駅~長浜バイオ大学~豊公園

生きる力をくれる宿場・水・緑

 Sさんは会社を定年で去った。数年前の話だ。「第二の人生をどう過ごそうか」。迷いを抱えつつ、びわ湖長浜ツーデーマーチに参加、南回り40キロ(中山道宿場めぐりコース)を歩いた。山の緑や宿場町の風情を味わううちに、将来の自分が見えてくる。「ウオーキングに賭けよう」。ゴールの豊公園に着いたとき、心は決まっていた。

 京都府ウオーキング協会(KWA)のスタッフを務めるSさんは、昨年の大会で朝日新聞の取材に対し、そんなことを答えている。Sさんはその後も毎年、南回り40キロを歩いている。生きる力を与えてくれるウオーキングの効用を証明する話だ。筆者もあやかろうと思ったわけではないが、今回は南回り40キロに挑んだ。

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写真①=ノルディックウオーク用のストックを手にするサンクフルハートのスタッフ
写真②=開会あいさつをする小島達雄・滋賀県W協会会長

 40キロコースは午前8時にスタートする。京都始発午前5時半発の米原行きに乗り米原で乗り換えて長浜到着が午前7時。約10分歩いて会場の豊公園に着く。もう一本遅くても間に合うが、出発式の途中に着くことになって慌しい。

 豊公園の噴水広場の周囲には主催、協賛団体のテントが林立。その中にノルディックウオークのストックを販売する長浜市高月町の「サンクフルハート」もあった。ノルディックでは腕の力でストックの先を後方へ押し込むことで大きな推進力が得られる。筆者も3年前まで愛用していたが、ブログを書くようになってストックをカメラに持ち替えた。

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写真①=滋賀県ウオーキング協会(SWA)スタッフの「歩くぞ」コールで出発
写真②=西黒田公民館にあった金太郎の像

 出発式では滋賀県ウオーキング協会(SWA)会長の小島達雄さんのほか、長浜市教委、朝日新聞社などの代表が壇上に並んだ。そのうちの1人が「40キロは長いですから、丸一日かけるつもりでゆっくり歩いてください」と話したのが印象に残った。言われなくてもそうなると思うが…。

 雲一つない、といっても過言ではない。朝は幾分肌寒いが歩いているうちに寒さを感じなくなる。長浜市から米原市に入り、平野が尽きて左右から丘陵が迫ってくるあたりが最初の給水ポイントの西黒田公民館。まさかりを担いだ金太郎の像があった。地元の伝承によると西黒田は金太郎の故郷。源頼光が上総からの帰路に見い出し家来にした。その後伊吹山の山賊退治に功績があったという。
 
 米原市は坂田郡の米原、近江、山東、伊吹4町が合併して成立した。コースはそのうちの旧山東町域を通る。以前は同町の中心駅のJR東海道線近江長岡駅からスタートした年もあった。伊吹山が近い。その姿を水面に映す、いわゆる「逆さ伊吹」が有名な三島池に着いた。垣根越しに池が散見され「大きな池だね」と参加者が感心していた。長浜青年会議所(JC)のメンバー5人が飴とお茶を用意してくれていた。

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写真①=三島池の給水ポイントでは長浜JCのボランティアが迎えてくれた
写真②=伊吹山がだんだん近づいてくる

 乙姫道路という農道を通って柏原の集落に入る。伊吹山を遠景にして芭蕉の句碑があった。

折々に伊吹を見ては冬籠り 芭蕉

 元禄4(1691)年の初冬、中山道柏原を通って大垣の門人が主催する句会で詠んだ。この句の句碑は滋賀県に3カ所、岐阜県に5ヵ所、愛知県に1ヵ所あるという。私見だが、詠んだ場所は温暖な美濃側より雪の多い近江側のほうがふさわしい気がする。

 旅篭風の集会所を昼食場所に開放してくれていた。靴を脱いで畳の上で足を伸ばして食べられるのがありがたい。おまけにしじみ汁の接待もあった。伊吹山山ろくはお灸に使う艾(もぐさ)の産地として知られる。集会所の前にも艾屋の屋号が掛かっていたが、本店は500mほど離れた場所にあるとのことだった。

 正午を過ぎて、後半のアンカーを務めるSWAスタッフがスタンバイし、参加者が出払うのを待っている。残り半分はつらいがとりあえず次の醒ヶ井宿を目指してスタートする。

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写真①=柏原宿のチェックポイントで押印係を務めた子供たち
写真②=醒ヶ井宿にあった加茂神社前を通る

 醒ヶ井宿では居醒めの清水のある加茂神社の鳥居に「別雷皇宮」と書いた額が架かっているのが気になった。京都・洛北の上賀茂神社の正式名称は賀茂別雷神社。同じ神様だろうか。そういえば上賀茂神社から明神川が流れ社家町を潤している。その風情も醒ヶ井の地蔵川に似ている。醒ヶ井の宿場の人も上賀茂の社家と同じく、神社と密接なかかわりを持っているのだろう。

水清き人の心をさめが井や 底のさざれも玉と見るまで  雨森芳洲

 宿場の一軒が資料館になっていた。広くはないが昔の名残を残す建築だ。地蔵川では梅花藻とハリヨを育てているが、水槽に入れたハリヨも展示していた。

 醒ヶ井の給水ポイントも、三島池と同じ長浜JCのメンバーが担当していた。参加者が柏原宿まで大迂回している間に、まっすぐ南下したとのことだった。

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写真①=醒ヶ井宿の風情を今に伝える資料館
写真②=JR坂田駅前のチェックポイント

 次の給水ポイントのJR坂田駅までが長い。醒ヶ井の一つ西の番場宿は通らないが、自動車道の脇には番場忠太郎の像がある。旧近江町の図書館など文化施設がある近江こけし館を通る。駐輪場で幼児を連れた母親に声を掛けられた。「柏原宿まで歩いてきた」と言うとびっくりされた。周囲は平坦になりコース終盤の様相を見せ始めているが、まだ10キロ近くある。

JR坂田駅と長浜バイオ大学でスタンプの押印を受ける。強風の中、琵琶湖の湖岸べりを歩く。すっかり疲れ果てていて足を止めると進めなくなりそうだ。ゴールは午後4時20分。規定の5時には何とか間に合った。

 2日目は北回りコース。20キロに申し込みをしていたのだが、急用で帰ることになった。今年はワンデーだけの参加となった。
  1. 2014/05/10(土) 05:09:05|
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伊丹・バラの道・官兵衛捕縛の有岡城へ(神戸ウオーキング協会5月例会)

2014年5月3日(土・憲法記念日)快晴 15キロ
場所 兵庫県伊丹市、川西市、宝塚市
コース JR北伊丹駅~西猪名公園~伊丹廃寺跡~荒牧バラ園~天神川~昆陽池公園~たんたん小道~緑ヶ丘公園~猪名野神社~有岡城址~JR伊丹駅

村重と官兵衛 遺恨は消えたか

 JR北伊丹駅を降りると西猪名公園は目の前だった。受け付けには長い列ができる。「一般の参加が多いね」「もうすぐ官兵衛が監禁されるからやろな」と主催する神戸ウオーキング協会のスタッフが話しているのが聞こえる。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の話だ。受付の列は定刻の午前10時を過ぎても続いていた。

 この日は織田信長配下の武将・荒木村重の居城だった伊丹市の有岡城址を訪ねる。村重は天正6(1578)年、突如信長に反旗を翻しろう城する。翻意を促すため説得に行った黒田官兵衛は落城までの約10カ月、牢屋に監禁される。NHKは例会翌日の5月4日の「裏切りの理由」で、村重(配役・田中哲司)が謀反に追いつめられる場面を放映する。その舞台を訪ねるとあって人気が盛り上がったようだ。

 神戸ウオーキング協会では1月から3月にかけて3回のシリーズウオーク「黒田官兵衛」を開催し、姫路市の広峯神社や御着城址、国府山城址を訪ねてきた。今回は言わば番外編になる。

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写真①=JR北伊丹駅前の西猪名公園を出発
写真②=荒牧バラ園のバラはわずかにしか咲いていなかった

 有岡城はコースの終点、JR伊丹駅横にある。コースは伊丹市内の名勝を巡る。陸上自衛隊伊丹駐屯地の横を通り、中国自動車道沿いに行くと荒牧バラ園に到着する。

 荒牧バラ園には250種類1万本のバラが栽培されており季節ごとに花をつけるが、この日はほとんどつぼみのまま。入り口近くに真っ赤なバラが3輪ばかり咲いていたのが救いだった。40年ほど前、「五月のバラ」という曲があり尾崎紀世彦が歌っていたのだが…。「職員の話では、見ごろは5月20日ごろらしいよ」と参加者の一人が話していた。

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写真①=荒木村重らについて説明する久川リーダー
写真②=たんたん小道にはつつじが咲いていた

 天神川沿いの遊歩道を約2キロ歩いて昼食場所の昆陽池公園に到着する。日差しが強く暑くなりそうで「水分を小まめに摂ってください」と協会スタッフから再三注意がある。この日の大阪の最高気温は24.2度(平年23.2度)で夏日手前まで上がった。

 午後の出発前にこの日コースリーダーを務めた久川正博・同協会副会長が歴史解説をしてくれた。その内容は▽村重の有岡城は外溝を伴った町ぐるみの城で、昆陽池公園(27.8ヘクタール)と同じくらい広かった▽明治の国鉄開設で東側一帯は取り壊された▽村重は落城後も茶人として生き残ったが、後に出した手紙の内容からみると官兵衛は遺恨を持っていなかったらしい▽官兵衛の姫路市と村重の伊丹市が仲直りの象徴として昨年秋に協力して伊丹で藤を植えた―などだった。

 好天と大河ドラマ人気でこの日の参加は454人。那須勝会長が「正月に次ぐ多数の参加でした」と、お礼の言葉を述べた。

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写真①=中国風の東屋「亭(ちん)」の横を通る
写真②=伊丹の商店街のキャラクター? 「村重たみまる」の記載があった

 たんたん小道、瑞ヶ池公園、緑ヶ丘公園と遊歩道づたいに歩く。歩きたくなる道500選の兵庫4「水と緑とバラの道」に指定されている。伊丹市が迎賓館に使っているという鴻臚館や水中に突き出た中国風の東屋「亭(ちん)」の横を抜け、民家と山林の間の中腹をたどり、遊歩道は猪名野神社まで続いていた。

 神社門前から商店街が続く。女性2人連れの参加者が「あっ、かわいい」と言って写真を撮っていたので横から見ると武将のスタイルをした鳥のイラストがあった。商店街のイメージキャラクターのようだ。下部に「村重たみまる」とあったが、キャラクターの名か作者の名かよく分からない。

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写真①=案内板の前で神戸W協会のスタッフの説明
写真②=有岡城址の石垣。墓石らしい真四角な石もあった
 
 阪急伊丹駅との分岐を過ぎてホームセンター「ニトリ」の前に古地図の案内板があった。立ち番の協会スタッフが、参加者が集まるたびに説明をしてくれていた。

 特産物店やレストランが並ぶ駅前商店街の途中でIVV(参加、距離証明)を受け取ってゴール。有岡城跡はその先、JR伊丹駅の手前にある。残っている部分だけでも相当の規模の城だったことが分かる。参加者は「有岡城址」の石柱で記念写真を撮ったり、石垣の石を眺めたりしながら、ウオーク後の一時を楽しんでいた。
  1. 2014/05/03(土) 22:29:58|
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