京都駅前つれづれ通信

ウオーキングを中心に、日々気付いたことを紹介します。ご意見をお聞かせください。

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カントリーハウス英國屋(私の好きな京のカフェ④)

   京都駅の盛況取り込み賑わう 

 京都駅中央改札を出ると、左側に名物の大階段が11階まで伸びる。カントリーハウス英國屋は3階の左側。改札口から見上げると、テラス上にテーブルが南北に並ぶ。肌寒い今は人影が少ないが、春秋の季節にはテラスから埋まっていく日もある。

 京都駅前では、英國屋などの喫茶店を営む三和実業㈱のチェーン店が、最大3店舗あった時期がある。うち2店は京都駅から駅前広場を隔て、京都タワー北側にあった京都近鉄百貨店の中だった。1997年の京都駅ビル開業から2007年2月の京都近鉄閉店まで約10年間のことだ。

英國屋2 英国屋1
 屋外にテラス席が並ぶカントリーハウス英國屋=写真①
  京都駅中央口からエスカレーターで登っていく=写真②

 京都近鉄百貨店は、覚えている限りずっと、経営不振が伝えられていた。ジェイアール京都伊勢丹が入る京都駅ビルの開業を前に最後の大投資に打って出たのが、1995年2月に完成した西館の増設だ。1階から5階までの吹き抜け空間の横をエスカレーターで登ってゆく。瀟洒でぜいたくな空間が売りだった。

 だが業績は回復しない。やがて直営の売り場を大幅に減らし、専門店中心の店づくりを模索する。多数の従業員が希望退職に応じ店を去った。英國屋の隣のテーブルにいた、そんな従業員の1人の話し声を聞いた。「大丸京都店や髙島屋京都店より給料は安かったが、家族的な雰囲気が好きだったのに」。

 英國屋は当初6階にあった。専門店街プラッツ近鉄への移行で5階フロアのほぼすべてが旭屋書店となり、西側の一画を英國屋とレコード店が占めた。コーヒー一杯420円だが、木調の落ち着いた雰囲気の中で過ごせた。同じ系列のカフェランズが3階にあり、壁際のスペースに機能的なテーブルと椅子を配置し、コーヒーは315円だった。いずれの店もスタッフの対応が親切で、くつろげる時間と気分によって使い分けることができた。

 プラッツ近鉄は清潔で穏やかな雰囲気が地元のお年寄りを惹きつけていた。一方、新築のジェイアール京都伊勢丹は、買い物をしようと手ぐすねをひく人々でいつもにぎわっていた。デパートに涼みにいくだけの客には居ずらかったが、収益力の差は明白だった。喫茶店と書店はにぎわっていたが、2007年2月のプラッツ閉店で運命をともにした。

 伊勢丹側の今の英國屋は、いつも混んでいる印象が強く、なかなか寄り付けなかった。2009年のある日、入ってみた。コーヒー一杯525円(お代わり可)。すると、混んでいる間でも、潮が引くように閑散とすることがあることが分かった。席待ちのいすも一杯で、入り口に数人が立って待っているときでも、15分後に出直してくればすぐ入れる確率のほうが高いことも分かった。以来、木調の店内が気に入って通いつめている。

 大阪や神戸にも英國屋はある。だがダイエー7階にある三宮店は京都駅前ほどにぎわってないようだ。京都には四条河原町阪急にも店があったと聞くが、一度も行く機会のないまま、デパートとともに姿を消した。京都駅ビルの成功がきっかけになり、大阪駅にも三越伊勢丹が大型店を出した。商業施設の都市間競争も激化しているようだ。

 北陸新幹線の亀岡通過や、リニア新幹線の奈良通過もささやかれている。10年単位で見れば、英國屋などジェイアール京都伊勢丹内の店舗も、京都駅の盛衰と運命をともにしていくのであろう。 
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  1. 2012/02/12(日) 23:33:04|
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カフェ・ベローチェ烏丸仏光寺店 (私の好きな京のカフェ③)

        早朝出勤者にコーヒーで応援

 京都のビジネス街、四条烏丸の二筋南の、オフィスビルが軒を連ねるその一つ、京都市営地下鉄烏丸線四条駅南出口を地上に出たところの、生命保険会社のビルの1階にある。雨天の日でも濡れなくてすむのがありがたい。

 開業は2010年2月27日だった。その約一カ月前から、四条通、綾小路通、仏光寺通にある地下鉄四条駅の各地上出口で、ドリンクの50円割引券を配っていた。そのころには烏丸通を北上するたびに一人から2枚、計6枚を毎日もらっていたことになる。会社で同僚に配ってさばいていたが、それでも開店の時点で約20枚たまっていた。それを使おうと通っているうちに、券がなくなっても通うのが習慣になり、はや2年が経とうとしている。

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写真①=午前7時の開店を前に長い列ができる
写真②=カウンターの二つのレジにも列
 
 開店の午前7時を狙っていくと、すでに何人かが列をつくって待っている。サラリーマンやOL風で午前7時半ごろには早くも満席近くなる。日によって違うものの、午前8時ごろには潮の引いたように客の流れが途切れ空席が目立つようになる。長く不思議に思っていたが、先日、その原因らしきものが分かった。

 近くの大手銀行の支店は毎朝8時40分に朝礼を行うが、ほぼすべての行員は午前8時ごろには出勤しているという話を聞いた。別の元行員の話では、銀行では一般的に、始業前に日本経済新聞と一般紙を何か読まなければいけないという。ベローチェ仏光寺店の客の多くが銀行員というわけでもないだろうが、一帯に多い繊維商社はじめ一般企業でも、始業前の資料の読み込みや清掃のため早く出勤するのだろう。そんな勤め人に手軽で温かなコーヒーを提供してくれる、たいへんありがたい店だ。
 2012年2月27日に二周年を迎えた。祝賀行事は特になかったようだが、今後とも発展を期待したい。
  1. 2012/02/02(木) 12:57:34|
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UCCカフェプラザ(現・珈琲館)東本願寺前店(私の好きな京のカフェ②)

     うらやましがられる常連客

 もう30年以上前になる。京都駅周辺での待ち合わせ場所を決める時、滋賀県野洲町(現・野洲市)の人から指定されたのが店に入った始まりだった。最近では2010年のある日、旧知の近江今津(滋賀県高島市)の人と東本願寺の門前でばったり出会って、UCCの常連だと言うと「うらやましい」と言われたことがある。地元の人間より、滋賀県や京都市近郊の、やや遠方の人にとって有名な場所かもしれない。

 30数年前は短い廊下を入ると奥にテーブルが並んでいた。焼きそばやスパゲティーミートソースが鉄板に乗って運ばれてくるのがおいしそうだった。当時はずっと上(かみ)のほうに住んでいたが、京都駅近くに行った時は注文していた記憶がある。いつしか店が取り壊され、新しく建ったビル1階に今の店舗ができた。鉄板料理はなくなりメニューも変わってしまったが…。平成になって下(しも)に移り、常連客として親しんでいる。

 京都駅から烏丸通を北に約250メートル歩いた烏丸七条交差点の東南にある。西北には東本願寺の伽藍が見える。「このあたりの地名は何というか」とつい最近横浜の旧友に聞かれた。京都には「大原三千院」「紫野大徳寺」「太秦広隆寺」というように寺号の頭に地名がつくケースが多いのだが、中心部では一帯を表す決まった呼び名はない。烏丸七条かいわいだと、多くの人にとっては「京都駅前」になるのだろう。交差点を北に渡ったところには「王将京都駅前店」がある。「東本願寺前」と呼ぶ人はずっと少数だ。だがこの店は「東本願寺前店」。斜め向かいには改修中の阿弥陀堂が、仮堂に覆われているのが見えるし、午前8時を過ぎると、朝のお勤めを終えたと見られる僧衣の男性が連れ立って入ってくる。明治時代にできた国鉄(現・JR)に比べ、東本願寺は徳川家康の庇護で建てられたからずっと古い。

UCCカフェプラザ東本願寺前店 東本願寺阿弥陀堂
   UCCカフェプラザ東本願寺前店=写真①
   改修中の東本願寺阿弥陀堂=写真②

 「えり(魞)構造」という言葉を聞いたことがある。えり漁は琵琶湖独特の漁法で、矢印状に湖底に棒を立てる。矢印の中に迷い込んだ魚は、習性上出られない。そこを一網打尽にする。えり構造とは、1997年の京都駅ビル開業以来の客の立ち回り先の変化をいう。客は買い物も飲食もジェイアール京都伊勢丹をはじめとするビル内の施設で済ますため、ビルの外への波及効果が限られることを言う。その証拠に、UCCカフェプラザ東本願寺前店も日曜日午後には混み合うが、それでも、えりの内側にある、例えばジェイアール京都伊勢丹3階のカントリーハウス英國屋に比べると、席の確保ははるかに容易だ。

 開店は朝7時。春や秋のシーズンは観光客風の姿も目立つ。今もきっと観光雑誌や女性誌に採り上げられているのだろう。常連客としては肩身が狭いこともあるが、それでも店に活気があるのは喜ばしい。

 七条烏丸には西南側に「ヤママサ」という喫茶店もあったのだが、残念なことに2000年ごろに廃業した。UCCカフェプラザ東本願寺前店が今後も七条烏丸のシンボルとして、憩いを提供してくれることを切に願う。

UCCカフェプラザは2012年6月から7月にかけて約一か月間工事で閉店した後、珈琲館として再スタートした。従来とは逆に禁煙席がメインとなり、喫煙席は北側の一角をガラスで仕切っている。非喫煙者としては大変ありがたく、これまで以上に通うようになった。
  1. 2012/01/29(日) 22:37:37|
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カフェ・ベローチェ京都駅前店(私の好きな京のカフェ①)

       夜明けの一杯、至福のひととき

 シャノアールという会社が運営するカフェ・ベローチェは、関西でも大阪や京都に多くの店舗を出している。多くはビジネス街にあり、主な客層はサラリーマンだが、ここ京都駅前店独自の特徴は、観光客が多いことだ。

  冬の午前6時台はまだ暗い。角地のビルに点る橙色の光が、暖かく闇を照らし出してくれる。開店はチェーン店の標準より30分早い午前6時半。扉が開くやいなや表で待っていたバックパッカー風の観光客が二つのレジに列をつくる。

 京都駅前広場の西端、京都中央郵便局の北側に位置する。敷地は南隣のコンビニを取り囲むカギ型だ。西南側は奥深い。テーブルの位置取り次第で団体客の受け入れも可能だ。一方の北側には、6時台から7時台にかけて入り口の方向から日が差し込んでくる。夜が明けていく感覚を味わいながらのコーヒーは、至福のひとときだ。

 7時を過ぎると、客層は徐々に観光客から常連のサラリーマンに移っていく。好みの座席が決まっているので、同じような顔ぶれが、一つのコーナーに片寄る。顔見知りではあっても言葉を交わすことはないのだが、それでも仕事を前に新聞やスマートフォンで気力を高めていく姿は共通で、互いにエネルギーを交換している気分になれる。

カフェベローチェ京都駅前店 
   冬の朝、温かな光が迎えてくれるベローチェ京都駅前店

 近隣への出張や日祝日の行楽の前にも立ち寄る。京都駅中央改札へは徒歩2分。大阪・神戸方面や滋賀方面、綾部・福知山方面のいずれであれ、店内でその日の予定や実行目標を確認する。発車の時間が近づけば、スタッフの「ありがとうございました」の声を背に受けて、JRへと向かう。

 昼間もそれなりに客の波は途切れないが、夕方に再度潮が満ちてくる。注文して商品を手にした客が席を確保できないということがないよう、レジスタッフのほかに、入り口とフロアにスタッフが配置され、新規の客の人数と空席の数を照合しながら誘導していく。京都の他の店ではあまり見られない光景だ。

  1. 2012/01/26(木) 18:45:24|
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