京都駅前つれづれ通信

ウオーキングを中心に、日々気付いたことを紹介します。ご意見をお聞かせください。

精神障害者との共生(ともいき)とは

2011年11月12日(土)日本精神障害者リハビリテーション学会第19回京都大会
佛教大学紫野キャンパス常照ホール

      不安解消が地域ケアの決め手
  
 11日から13日まで京都で開かれた日本精神障害者リハビリテーション学会の目玉は、開会式直後に開かれたコングレスタックル「はんなりとたぎる」。壇上には医師、臨床心理士、作業療法士、看護師、作業所スタッフ、障害当事者ら12人が並ぶ。感じたことを述べ合い、会場の聴衆も遠慮なく参加するという斬新なスタイル。少々の対立はかまわないので本音で語り合ってほしいという大会長の思いが反映された場だった。

 精神障害者に対しては、昔は入院治療が主流だったが、長期にわたる隔離に加え時には患者への虐待も問題になった。患者は一般社会から切り離されたあげく偏見を持たれた。その反省もあり、数年前から入院治療に替えて地域でのケアを主流とする動きが出ている。言葉のタックルはそのような背景をもとに企画された。

 会は、当事者から出た「巡回職員が帰ってしまった夜は一人で不安」との発言が問題提起となり、解決のためどうすればいいかという点から始まった。精神科の医師は当直に当たっている際、毎日のように電話をしてくる人がいることを明らかにし、そのような人にどのようにケアすればいいのかと疑問を投げかけた。別の医師は「時間単価の高い医師に何から何まで、というのは無駄が多いが、今は法律もそうなっている」と現状の問題点を指摘した。

 北海道の医師からは、札幌市で24時間態勢で相談を受けているが、大部分は相談だけで解決するので、医療部門への負荷は少なくなっている、との報告があった。地域ケアの促進には、当事者の不安をなくしていく態勢作りの必要性を述べる声が多かった。

 専門職の間で相互乗り入れする点について、宮城、福島の参加者から、震災の時は誰が何の職種だからとは言ってられない状況だったので何でもやった。できないのは制度というより、個人の考え方の問題では、との発言があった。

 聞いていて感じたことは、やはり医師に高報酬が与えられる半面、負荷がかかりすぎている現状だ。それと、これまで精神障害者は一般社会から隔離されてきたので、いわゆる普通の人も偏見が多く、自分たちの問題として考えなくなっていることだ。私が小中学生の時も精神病院のことを平気で「きちがい病院」と呼んでいたことを、今となれば苦い思いで振り返っている。

 それと、どんな職種の人も使命感をもって支援に当たっていることを再認識した。ボランティア精神のない私には頭が下がる思いだった。
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  1. 2011/11/12(土) 23:00:04|
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